ぷちダイアリー(たぶん本家)
鉄道保安
2025年03月06日 📅
鉄道保安 🔍
また外れたね。「はやぶさ」と「こまち」。
こないだも東北新幹線で外れたよな?と思ったら、やっぱり合ってた。
しかも今回は上野~大宮という、JR東の全新幹線が集結してる一番邪魔なところで外れた。
連結器が外れると、機械的に非常ブレーキがかかって、自動的に止まるようになっている。
これは新幹線も在来線も一緒。JRも私鉄も一緒、のはず。
物理法則だったか、ロジックレベルで制御してるんだったか忘れたけれど、「連結器が外れた後ろの車両が勢い余って前の車両に追突する」は起きないようになっていたはず。
そのための非常ブレーキ。
今日の件は上野を出てすぐ&大宮まで駅間距離も近くてスピードは出せず、当時60km/h程度だったとのことなのでアレだけど、去年秋の件は高速運転中だったよね。
それでも追突はしないようになっている。
もっともこれは「連結器が外れる」という、本来あってはならないことが起きてしまったときの命綱。
鉄道は安全第一で作られていて、ひとつのアクシデントがあっても二重三重の防御機構で被害を最小限に食い止める仕組みになっている。
しかし「連結器が外れる」事態そのものがあってはならない。
今回も電気的指令が送られた(新幹線の連結は電気的に行われていて、盛岡で切り離し・連結をする際にオンオフしている)らしいけれど。
たとえば20km/h以上出ていたら、電気的指令が送られようとも、実際に連結器を緩めることなく指令をブロックするみたいな、そういう安全装置はあって然るべきだと思うんだけれど。
無かったんだよね。
うーん、正直いまのJR東には新幹線同士をくっつける技術がないから、くっつけずに走らせたらどうかね?っていう感じ…。
こういう件があるといつも、元鉄道関連会社の社員だった自分としては、鉄道の安全対策を踏みにじられてる感じがしてとてもイライラしてしまう。
鉄道はその気になれば1000人単位で人をころせるマシンだから、安全機構はめちゃくちゃあるんだけど、そもそも関わる人間が安全第一で考えて設計しないと成り立たないよね。